Dog Days

ゴールデンウィークに入って、久々に仕事や勉強から解放され、ウチでゴロゴロと過ごしている。GW中は、実家に帰ろうかと考えていたが、その資金がなかった。先月、ちょっと使いすぎたか。

それにしても、関東は快晴が続いている。ドライブにでも出かけようかと考えるのだが、GW中は、どの道も渋滞していてドライブにならないだろう。それでも、一日中ウチの中で過ごすのも惜しい。てことで、やっぱし、軽い買い物がてら、その辺を走ってみる。朝から雲一つない快晴となると、車の中も、かなりの熱気だ。といって、この時期から冷房を入れるのも悔しい。窓を開けて風を受けながら走ってみる、が、やはり暑い。これを地球の温暖化と関連づけてしまうのは、やや安直か。

季節はずれの暑く長い日のことを、海の向こうでは「Dog Days」と呼ぶらしい。

何かの話で、毎日の餌が必ず保証されているが鎖につながれている飼い犬と、鎖などにはつながれておらず自由だが、日々の餌は自分で探さなければならない野良犬と、どっちが幸せだろうか？という問答があった。自分のやりたいことをやって暮らせるのはどっちか、であれば、後者になるのか。しかし、明日の命の保証はないというシビアさはあるわけで、温々と飼い主の手の中で暮らせる犬が不幸かといえば、一概にそうとはいえない。まさに、その犬の価値観次第。

今の自分はどっちなんだろうか。流れに任せて就職し、クビにでもならない限り、毎月の安定した給料は保証されている。しかし、仕事に縛られて、自分の自由がある程度に制限されているのも確か。という意味では、どちらかというと「飼い犬」になるのだろうか。型にはまった生活は自分に合わない、と、兼ねてから思っていたのだが、実際そうなってしまうとはね。同じ開発の仕事をするにも、会社の方針通りにしか開発できないことには、もどかしさを感じる。といって、フリーのエンジニアになるような技量もないし。結局、どっちつかず。やっぱし、子供の頃からやりたかった仕事をやりたいぞ、と思う今日この頃‥‥。

最近、時間がとても早く過ぎていくように感じる。連休が明ければ、Dog Days も恋しくなろう。

1999/05/01

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