日記になりつつ

どうやら、やはり、ここは日記の様相。本当に日記らしく、ちょっと最近のことを書いてみる。

会社に、大学生で就職活動中、でもってうちの会社に入社希望、という人が、体験入社ということで、二名が、10日ばかり横浜のオフィスにも配置された。去年までこんなことはなかったので、どうも今年からできた制度のようである。体験入社、しかし、まだ内定というわけでもないらしい。
よく分からない...

まぁ私には関係ない、と思っていたが、ついぞ昨日出張に出かけたところ、その二名のうちの一人が付いてきた。体験入社でいきなり出張にまわすというのもまたどうだろう？まぁこれも仕事の一環ではあるが。ただ、出張先というのが、巨大なサーバラックが立ち並ぶマシンルームのような場所で、仕事というのもシステムテストである。当初私がやる予定だったが、折角ということで、そのインターンにやらせる。

しかし、テストほど退屈な仕事はない。既に出来ているシステムを動かしてみて、変なところがないかチェック。あればバグ票を切る。切られるの
はそれを作った私なのだが、実際に使うのは基本素人さんなので、作った私がやるより、学生さんがやった方が的を得ているのかもしれない。素人というのは、開発者に予測できないことを、たまにやってみせてくれる。それで思いもしなかったバグ票があがることもある。んむー、ありがたいやら、恐ろしいやら...

そんな折、最近の就職事情はどうか、のような話をしてみる。やはり競争は厳しいらしい。まぁこのような早い時期から就職活動をしなければなら
ない事情を考えても、それは頷けるのだが。いや常識なのだろうか。私の頃も厳しいのは同じだったが、私は運で拾われた、といった感じなので、あまり切実さは感じていなかった。こんなものかと思っていた。

体験入社をする、ということは、その間のセミナーなどの機会を棒に振るということで、それだけうちの（というかうちの親）会社にかけているということもあるらしい。この体験入社というのも、かなりの競争率だったようで、その中から選ばれた精鋭だと思うと、何だか、彼女を尊敬の目で見ざるをえなかった。私は無理だな。学校からしてもう...

しかし、学生の頃は夢があった。彼女を見てもそう思う。いろいろやりたいことがあるようだ。その選択肢の一つに、うちの会社でSE、というのも入っているということ。メーカー以外にも、金融や証券という選択肢も考えているようで、こんなにいろいろ考えられるのは、やはり学生の特権だと思う。一旦社会に出てしまうと、なかなか再スタートが切りにくいものなのである。日本の場合。

夢があるのが一番良い。つくづくそう思った...

2001/03/16

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